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かわいそうなぞう

私達は「戦争を知らない世代」の親です。そんな私たちが戦争の悲惨さを次の世代に伝えるというのは難しい事だと思いますが、この絵本が助けとなってくれることでしょう。

かわいそうなぞう (おはなしノンフィクション絵本)かわいそうなぞう (おはなしノンフィクション絵本)
(1970/08)
土家 由岐雄

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おーすとらりあ こどもとしょかんでも取り扱っています
『 かわいそうなぞう 』 @おーすとらりあ こどもとしょかん

実際にあった話です。
上野動物園で飼われていた動物たちは、政府の決定のもと次々と殺処分されていきます。
そして、動物園の職員さんたちが最後まで守ろうとした賢いぞうたち三頭も悲しい最期を遂げることとなります。

個人的には、この本は必読書だと思います。
おーすとらりあ こどもとしょかん では選定図書として扱われ、4-5歳を対象としたセットの中に組み込まれています。
お母さん、お父さんの中には「4才の子どもには難しすぎる、戦争の話はまだ早いから」という考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、よねぴいとしては是非読んであげてほしいと思っています。
たとえ子どもたちに戦争うんぬんが理解できなくても、「動物たちがかわいそう。ぞうがかわいそう。」 と感じるだけでも十分な意味があるのではないでしょうか。

「戦争ってなに?」 と聞かれれば、「日本とアメリカがむかしね・・・、今も世界中でね・・・。」 いうところから説明する必要もあるでしょう。
読み終えたあと、ぱっくんは何も言いませんでしたが、「なぜぞうまでもが殺されなければならなかったのか」と、彼なりに戦争のあった時代の不条理を感じていたようです。
(私は、読み聞かせの後はあえて子どもに感想は聞かず、読みっぱなしという方法をとっています。その理由はまたの機会にお話します。)

私自身、子どものころに読んで強く印象に残っている絵本です。その絵本を自分の子どもに読むことができるのは、ある意味幸せなことです。
読み聞かせの途中でどうしても涙を止められず、息子には読み聞かせ途中で「だいじょうぶ?」って心配されちゃいました。

おーすとらりあ こどもとしょかんで扱っていることに誇りを感じる絵本の一つです。
よねぴいでした♪
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モチモチの木

モチモチの木

今日は、私の思い出の一冊をご紹介します。
モチモチの木 (創作絵本 6)モチモチの木 (創作絵本 6)
(1971/11/21)
斎藤 隆介

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おーすとらりあ こどもとしょかんでも取り扱っています
『 モチモチの木 』 @おーすとらりあ こどもとしょかん

主人公の豆太は、それは臆病な5歳の男の子。
その子が病気のじさまを救おうと勇気を振り絞ります。

実は、私が小学生のときに教科書に載っていたこのお話を学芸会で演じたことがあるんです。

痛くても寒くても怖くても、じさまを助けるために必死になって頑張った豆太。 クライマックスのシーンでは保護者席からすすり泣きの声が聞こえてきました。
会場から送られてくる真剣なまなざしとすすり泣く声に驚き、演技が終わったあとでクラスの皆が 「お母さんたち、泣いてたよー、びっくりしたよなぁ!」 なんて言っていたのを覚えています。

今なら、あの時のお母さんたちの気持ちがよく分かります。
健気な豆太がなんとも愛しく感じるのです。

「・・・豆太が 「ジサマァ」って、どんなに ちいさい声でいっても、「しょんべんか」 と、すぐ 目を さましてくれる。 いっしょにねている一まいしかないふとんを、ぬらされちまうより いいからなァ。 」
声に出して読むと、語り言葉が口の中で何とも心地よい。 日本語の魅力ですね。

先に教科書に載っていたと紹介しましたが、ずっしりとした質感は教科書では表現し切れない味わいがありますので、出来れば是非絵本で楽しんでいただければと思います。
有名な切絵、木版画家の滝平次郎さんの情緒あふれる絵が、力強くて美しくてとても素敵です。

この本の作者である斉藤隆介さんが、「滝平さんが絵を描くことを申し出てくれた後もなかなか仕上げてはくれなかった、それほど大切にしてくれていた」とおっしゃていますが、それも納得。
灯のともったモチモチの木のシーンは感動的です。今の私がそうであるのと同じように子どもたちの心にもそのシーンが深く刻み込まれ、大人になっても忘れられない一冊になるかもしれませんね。

海外にいるからこそ伝えたい日本名作絵本の一つだと思います。
よねぴいでした♪

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プロフィール

よねぴい

Author:よねぴい
オーストラリアのブリスベンにて、日本語絵本 貸出・宅配サービス「 おーすとらりあ こどもとしょかん 」の館長をしています。10歳年の差兄妹「 ぱっくんとあかまるちゃん 」の母です。

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